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高橋正明
 

損保と生保のビジネススタイルに憚る巨大な壁をぶち壊せ!

友人の外資系生保営業マン(Aさん)私(損保代理店)の違い

 
 


今から約13年前に、Aさんも私もまったく違う業界から、転職して保険の営業マンになりました。

Aさんは、外資系生保の営業マン、

私は、損害保険会社の代理店研修生として新たな道を踏み出しました。

もともとAさんは他業界で優秀な営業マン。

しかし私はご存知の通り、元トラックの運転手をしていたので、まったく営業の経験がありませんでした。

初年度は、当然実力の差が出て、
Aさんは年収が約1000万円、私は3分の1の350万円でした。

2年目・・・

私は、少し営業になれてきて、それなりに努力もしたので年収が650万円に上がりました。

優秀なAさんは、当然のように去年を上回る1100万円を稼ぎました。

そして3年目・・・・

私は、成績が全国の研修社員の中でトップレベルになって、少し油断をしてしまいました。が、1000万円を超えることができました。

一方、Aさんは三年目のジンクスのせいか、若干数字を減らしてしまいました。それでも約1000万円。ほぼ私と同じでした。


ところが、
4年目以降に
精神的に大きな差が出てきたのです。

私は、会社を立ち上げ給料制になってしまいましたので単純な比較はできなくなりましたが、二人の精神状態は大きく違うようでした。

私の場合は、10年を迎える今「これから、10年後20年後それ以上に保険の営業の仕事をし続けるなあ」と思っています。

まったく不安が無いと言えばうそになりますが、相当な確率で(多分90%以上)50代以降も保険を売っていると思います。

しかし、一方Aさんはどうでしょうか?????

実は、今彼はとても大きな2つの不安と戦っています。

1つ目の不安は・・・・いつか新規のお客さんがいなくなってしまうのではないか?

2つ目の不安は・・・・このまま、10年後も今のように新規を追いかけ続けるエネルギーが続くのか?

 

なぜこんな事になるのでしょうか?

それは、同じ保険の営業マンでも、損害保険主体生命保険主体かで大きく変わるのだと思います。

 

損害保険主体の場合は・・・・・

一件一件のコミッションは少ないが、基本的に1年契約のため毎年コミッションが発生す

る。しかも、毎年お客様と 接触せざるを得ない(?) ため、何かの折に新契約(生命保険)

が取れるチャンスがある。

生命保険主体の場合は・・・・・

ほとんどが長期契約のため、初年度のコミッション比較的多いが、毎年新規契約を追いか

け続けないと、収入が激減してしまう。

通常、初年度が50%くらいで、次年度以降は7〜8%が6年くらいで終わってしまう。

ここに、大きなチャンスと難しい問題が共有しています。

それは・・・・・・

損保の代理店主Bさんの場合

•  お客様はそれなりの数はいるんだけど、このご時勢「コンプラ」がきつく、事務もか

なり煩雑になり中々うちの営業マンは生保を売っている時間が無いようだ。

•  もう少し、うちの営業マンにも生保の勉強をさせて売り上げを上げて行きたい。

•  損保の手数料率も年々厳しくなって、契約件数も景気の影響か中々伸びないこの時代だから、生保の手数料を稼ぐ必要がある。

一方・・・・・

生保営業マンCさんの場合

•  入社してそれなりの年数も経ち、お陰さまでお客様の数もだいぶ増えてきたが、最近どうも数字が伸び悩んでいる。

•  仕事のほとんど(80%〜90%もしかしたらそれ以上?)は見込み客開拓に使っている。もし、「保険の話を聞いてもいいよ」というお客さんがいれば、それなりの確率(3割・4割?もしかしたらそれ以上??)で絶対売れるのに・・・・

これ。

単純に組んだら、うまく行きそうな気がしませんか?

ところが、そこに大きな壁?(問題)が、あるのです。

それは・・・・・・・

損保のビジネススタイルと生保のビジネススタイルは、まるで別の国の言語くらいに、全く通じず合い入れないものがあるのです。

どうゆう事かと言うと・・・

 

損保のアポは、ちょっとアバウトでこんな感じでしょうか。

 

営業マン

「いつも自動車保険でお世話になっております○○です。△△様の自動車保険がお切り替えになりますので、お手続きにお伺いしたいのですが明日の午前中なんてご都合いかがでしょうか?」

お客 

  「ああ・・。もうそんな時期か?ううん・・・。明日の午前中ね!大丈夫ですよ。

     じゃあ、近くまで着たら電話してみてよ。」

営業マン

「ありがとうございます!それでは、明日午前中にご連絡差し上げてからお伺いいたします。お認めのご印鑑だけご用意下さい。」

お客  「はい、わかりました。宜しくお願いしますね。」

営業マン「ありがとうございます。それでは、明日宜しくお願いします。」


なぜ、ちょっとアバウトでいいのでしょうか??

それは、お客さんは自動車保険は絶対必要で、特にその代理店に問題が無ければ「当然そのまま継続してもいいよ」と思っているからなのです。

したがって、

アポイントといっても新聞の集金と同じような感覚で、なんとなくいつもの保険屋さんが 「手続き」 に来てくれるんだ、と思っているのです。


では、
生保のアポ
はどんな感じでしょうか?

 

営業マン

「初めまして!○○生命の△△と申します。◇◇様でいらっっしゃいますか?この度□□様からご紹介いただきましてご連絡を差し上げました。□□様からお聞きになっていらっしゃいますでしょうか?」

お客 

  「あぁ・・・聞いてますよ・・。保険の方ですよね?・・・でも私、保険はお付き合いでいっぱい入っちゃってるからなぁ・・・・。あまりお役に立てないと思いますよ。」

 

営業マン

「ありがとうございます。◇◇様のようにキチンと保険にご加入いただいていらっしゃる方だからこそ、お伝えしたいことがあるのです。最初は□□様も『保険はいっぱい入っているから』とおっしゃっていましたが、私の話を聞いていただき、とても参考になったと喜んでくださいました。保険に入って下さいという話ではありませんので、楽な気持ちで20分ほどお時間いただければと思います。もし、20分経って、参考にならない話でしたらお気兼ねなく『帰ってくれ』とおっしゃって頂ければ、私はすぐに帰りますので、ご安心して聞いてください。(笑)」

お客

 
 「そうですか・・・・・。まぁ、20分くらいなら・・・・・。」

営業マン

「ありがとうございます!それでは、◇◇様は週末とウィークデーでしたらどちらがご都合よろしいですか?」

 

お客  

「どちらかといえば、ウィークデーの仕事が終わったあとかな・・・」

 

営業マン

「では、来週の火曜日の19時と木曜日の19時ではどちらがよろしいですか?」

 

お客 

  「木曜日かな・・・・」

営業マン

「かしこまりました!では、木曜日の19時にお伺いいたします。宜しくお願いいたします。」

 

かなり端折っていますが、概ねこんな感じでしょうか?

 

この2つのアポの取り方で、大きな違いがいくつかあります。

@アポイントの時間が、損保はあいまいだが、生保は明確にとっている。

A所要時間(20分ほど)を生保の場合はキチンと伝えているが損保は特に伝えていない。

B損保はお客様が積極的だが、生保はかなり消極的な感じ。

 

他にもいろいろあると思いますが、大きく分けてこの3つでしょうか。

 

Aに関しては時間軸が、損保と生保では全く違っている、ということだと思います。

 

Bに関してはお客様の心構えが、同じ保険のアポイントでもまるで違うということだと思います。

 

生保のアポイントの場合お客様は、 「売り込まれるかも知れない」 と心配しているのです。

 

時間軸が違えば、同じお客様に同じタイミングで営業をかけるのは至難の技です!

 

お客様の心構えが「手続きに来てくれる」と、「売り込まれるかもしれない」では・・・・

やはり同じタイミングでの営業はとても難しいわけです。

 

私自身は、うまくタイミングを替えて、ちょっと姑息な手(刑事コロンボ作戦)を使い別の機会に生保のプレゼンをさせていただく事で、成果を出してきました。

(具体的な方法については、後ほど書きたいと思います。)

しかし、仮に器用な営業マンがうまく出来たとしても、損保・生保を同時にやれば・・・・・

これは、かなり忙しい!!!

結果、この忙しさをずっと続けることは出来ず、残念ながら長続きはしないのです。

それからもうひとつ、大きな問題があります。

それは・・・・・・・

心のあり方の決定的な違いです!

損保の営業(継続手続き) は、基本的に95%以上、場合によっては100%近く

「コトワラレナイ」 営業スタイルなのです。

そりゃそうです!損保の継続をしていて、50%も断られてしまったら・・・・・・

これ、ぜんぜん成り立ちません。

例えるならば、 野球の「キャッチャー」 です。

「キャッチャー」は、試合中ピッチャーが投げてくるボールを何百球と受け取ります。

しかし、パスボールは基本的に絶対してはいけないわけです。

もちろん人間のやることですから、たまにはミスがありますが・・・

これ、損保の継続営業とそっくりだと思いませんか?

 

一方、 生保営業は3割〜4割も契約が取れれば全然OK なのです!

OKどころかメチャクチャ優秀な生保営業マンです。

損保のように100%近く契約が取れるなんて事は、どれだけ優秀な方でもありえません。

 

見方を変えれば 「7割の人に断られる営業」 なのです。

 

例えるならは、 野球の「バッター」 です。

 

あの、世界一の打者であるイチローですら、7割近くは凡退です。

でも、イチローは「俺って何で7割も打てないんだろう・・・・」なんて落ち込んだりはしないのです。

どちらかといえば、3割以上も打てて自信を持っているのです。

 

また、別の見方をしてみると損保の営業は農耕的(ファーマー)で、生保の営業は狩猟的(ハンター)な感じでしょうか?

農業で7割もの作物が駄目になってしまえば、壊滅的な状況ですが、狩で3割も成功すれば全然OKでしょう。

農業では限りなく100%に近い収穫を目指す訳ですし、狩ではほとんどが駄目でも3割もうまくいけば最高にいいわけです。

 

以上のように、損保と生保では、営業マンとしての「心のあり方」が信じられないほど全く違うわけです。

したがって、損保の営業マンに生保の話をさせると何が起こるかといえば・・・・・

「さっきまで(損保は)なんの問題も無くスムーズに契約してくれたのに生保の話をしたとたん、お客様の顔色が変わり『生保は、他で入っているから・・・』と、断られてしまった。これ以上強く押せば絶対に嫌われて、損保も落としてしまうかもしれない!」

と、思うわけです。

ほぼ100%の契約が出来ることに慣れている損保の営業マンは、この断りに耐え切れな

いわけです。(私もそうでした。)

逆に生保の営業マンは、「損保のお客さん10人のうち2人くらいは生保の話を聞きたい人

がいて当然だ」と、考えているわけです。

なぜなら、生保営業マンは普段から断りには慣れているのですから。

 

このままでは、やっぱりうまくいきません。

 

チョット話がそれますが、私のビジネススタイルの中でいつも貫いていることがあります。

 

それは、「ガンバル」事は絶対に駄目だ!と、言うことなのです。

 

どういうことかと言えば、よく人は上司にもっと成績を上げるように言われると「頑張り

ます」と言います。

すると、上司は「そうか!頑張れよ!」と言ってなんとなく納得しています。

でも、よく考えてみてください。

頑張って出来るのなら最初から頑張っているのではないでしょうか?

もし、頑張って出来たとすれば、今までサボっていたか、その時だけ無理をしてやったか

どちらかです。

 

もともとサボっていたのなら、その人は近いうちにまたサボり始めるでしょう。もっと言

えばその社員は首にしたほうがいいかもしれません。その人に合った自動的に頑張れる(サ

ボることの出来ない)仕事がきっと他にあるはずです。

でも、その時だけ無理をして頑張った人は、とっても良い社員です。この人は大事にしな

ければいけません。

ところが無理は、やはり長続きしないのです。

 

それでは、「ガンバラズニ」どうしたら良いのでしょうか?

 

 

答えは、「変える」か「やめる」かです。

 

頑張っても長続きしないことは先ほどご説明したとおりですが、何か(やり方やシステム)

を「変えて」から頑張ってみれば結果は違うかもしれません。

もし、それでもうまくいかなければまた「変えれば」いいのです。

納得いくまでいろいろ「変えて」みて、まだうまく行かないのならば、一度それを本当に

続けるべきなのか考えて、場合によっては一度「やめてみる」と言う選択肢もあるかもし

れません。

いずれにしても、そのまま「ガンバル」はまず駄目です。

 

話を元に戻しましょう。

 

保険営業においても、やはりただ「ガンバル」のは私の経験上まず駄目だと思います。

 

では、どうしたらいいのでしょうか?

 

そこで、私が考えたのが
↓↓↓↓↓↓

 
 

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